就活が上手くいかなくて悩んでいる人は、いつの時代も多いものです。
ライバルが多いから自分のよさに気づいてもらえない、と嘆いていても状況は好転しません。
やはり、ライバルよりも一歩先に出て、自分の良さをアピールすることがいかにできるか、それが就活の成功につながっていると思います。
今回は、就活が上手くいかなくて困っている人に限ってありがちな10の共通点をご紹介したいと思います。
就活に失敗して困っている人は、ぜひ今回ご紹介する内容を参考に、就活にチャレンジして欲しいと思います。
就活の難関!面接で上手くいかない人の共通点4つ
まず、就活の基本ともいえる面接での失敗についてご紹介したいと思います。
面接を受けるときは、誰しも緊張してしまうのは事実です。
しかし、緊張しているからと言っても、ここで自分のことを他の受験者よりアピールできないと、希望する企業に就職できるわけではありません。
また、事前に練習していると言っても、面接のポイントを押さえて練習していないと、正しい受け応えができないまま、面接で落とされてしまうことにもなってしまいます。
具体的には、これからご紹介するポイントについては、面接時に避けるように振る舞って欲しいと思います。
1.しぐさや表情にマイナス要素がある
例えば、面接中にこれらの表情やしぐさが出てきたら、果たして面接官から高評価を得られるでしょうか。
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①自信なさげに見えてしまう
②謙虚さにかけてしまうように見える
③不満そうに見える
④周りの人たちへの配慮が欠けている
これらのようなイメージを与えるような表情やしぐさは、面接時には厳禁です。
これらのちょっとした印象に、本来のあなたではないネガティブなイメージを、面接官に与えてしまうからです。
実際、口のあけ方や角度、椅子に座るときの姿勢、面接官の方を見る顔の角度など、本当にちょっとしたことであっても、相手にネガティブなイメージを与えてしまうことになるのです。
また、集団面接形式が多くなっている最近の就活では、周りの人たちとの協調性を二の次にして、自分のことばかりアピールして、時に他の受験者の言葉をさえぎってしまうようなことをする人もいますが、これもあなたのイメージをネガティブにしてしまうことになりますので、絶対にやめましょう。
もし、普段からこのような所作をしていると自分で認識できていれば、改善できるところでもあるので、ぜひ改善しましょう。
2.印象と内面のギャップがある
人間と言うもの、印象と内面のギャップがある場合もあるでしょう。
例えば、体育大学に通っていると面接時に語れば、それだけで面接官はいろいろなイメージを持つでしょう。
・体力には自信があるに違いない
・集団競技をやっているなら、コミュニケーション能力は高いだろう
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・先輩との上下関係をしっかりやってきているだろうから、会社の人間関係も問題ないだろう
などと、「体育大学に通っている」と言うだけで、これだけのイメージを抱かれてしまう可能性があります。
でも、本当の自分はまったく違う人物だとしたら、どうなるでしょうか?
個人競技なのでコミュニケーション能力は関係ないし、競技人口が少ない競技なので先輩は同じ部にいないとか、勝手に抱かれるイメージとは真逆の自分、と言う事だってありえるのです。
もし、こういう状況になっていれば、明確に「違います!」とまで言わなくてもいいものの、本当の自分を簡潔に語ることができなければなりません。
面接で失敗してしまうのは、面接官が勝手に抱いてしまうイメージのうち、実際の自分とは異なる点をうまく修正できなかったことも原因になりえるので、注意しましょう。
3.大変だったことを誇張表現しすぎる
面接の中で、自分が大変だったことやそれを乗り越えてきたこと、具体的に乗り越えた時の方法を尋ねられることは多いです。
でも、ここで言う「大変だったこと」と言うのは、面接官にとっては「それの何が大変なことなの?」と思えることだってあるはずです。
自分では大変だったと思っていることが、世間では意外にも「当然」と思われていることだってあるのです。
このギャップに気づかないと、面接時に大失敗をしてしまうことになります。
自分では大変だったことと思っていますから、それを乗り越えたときの話を、自分なりに表現して苦労したこと、達成感を味わったことを説明すると思います。
でも、面接官から言わせれば、「それの何が大変なことなの?」と思っているわけです。
もう、おわかりですよね?
確かに、人によって得手不得手がありますから、大変だった事だって、人によって違うのは当たり前です。
でも、あまりにも誇張して「乗り越えました!」と語ると、面接官に「簡単なことなのになんでそこまで達成感を味わえるの?」と引かれてしまうこともありえるのです。
4.自分の気持ちばかり答える
そして、一番面接で失敗しやすいことは、面接官の質問に答えていない場合があるということです。
逆を言えば「自分の気持ち」ばかりを答えることといえます。
面接官が「この会社のいいところはどこですか?」と聞いているとしましょう。
それぞれ、いい答えと悪い答えを例示してみようと思います。
(いい答え)
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私の研究してきた生物学を活かせる、充実した研究設備があるところです。
(悪い答え)
充実した研究設備があるところです。
私は生物学を研究してきましたが、ここでならそれが活かせると思います。
どちらも、同じ答えをしているようですが、よく見ると視野が違います。
いい答えは、面接官の問いかけに対して明確な回答を返しています。
悪い答えは、確かに回答をしていますが、同時に自分のことをアピールしています。
このアピールが、実に悪質なんです。
面接官は「いいところはどこですか?」と聞いているのであって、あなたの研究の経験が活かせるかどうかを聞いてはいません。
つまり、聞いてもいないことを答えて、あげくには「ここなら自分の事を活かせる環境です」なんて、まるで自分にとってふさわしい舞台ですなどと、採用してもらう側にしては偉そうな人間だと捉える面接官もいるかもしれません。
面接での問いかけは、まず面接官の質問に答えることであり、自分の気持ちを語るのは二の次にするべきです。
就活より以前の話?志望動機が上手く言えない人の共通点3つ
就活といえば、採用する企業の視野で考えると「なぜうちの会社に入りたいのだろう?」という、志望動機を確認したくなるのは当然だと思います。
ですが、この志望動機が思ったほど上手く言えない人がいるんです。
面接でも聞かれるでしょうし、エントリーシートや入社申込書などに当然志望動機を書く機会があるでしょう。
でも、ここでありきたりな例文ばかりを拾ってきて、きれいな文章だけをつなぎ合わせて作ってしまうようでは、採用担当者の目には留まらないでしょう。
特に、これから紹介する3つのポイントは、絶対に避けるようにしましょう。
1.「会社に貢献する」という視点が欠けている
会社に入ると言うことは、自分が働いて収入を得ると言うことももちろんですが、自分の働きによって会社に貢献するという姿勢を持つことも重要です。
会社に貢献すると言うことは、会社の収益がアップすることであり、結果的に自分の収入がアップすると言う好循環になることは、みなさんであればわかると思います。
でも、この「会社に貢献する」という姿勢を、エントリーシートなどで上手く表現できない人がいるんです。
中には勘違いして「自分の能力を活かせばあなたの会社はきっと収益アップ間違いなし」などと、上から目線で採用することのメリットを語る失礼な受験生もいるぐらいです。
採用するメリットを語るのではなく、自分が持っている能力を、このような方法で会社のために活かしたいです、貢献するために活かしたいですと文章にしたり、面接で語るのが、正しい方法です。
2.「どうせ落ちる」気持ちで試験に参加する
例えば、応募者が多数いる企業の面接を受ける時には、あまりのライバル数に「自分は落ちるのではないか」という気持ちが強くなるのも仕方がありません。
あと、エントリーシートを出すときに競争倍率を聞いて「どうせ落ちるだろうけど」と思いながら、あまり思いを込めずに志望動機を書いてしまうような場合は無かったでしょうか。
このような「どうせ落ちる」と言う気持ちは、意外にも相手に伝わってしまうものなのです。
面接のときであれば、面接官のしぐさを見ただけで「やっぱりだめか」なんてことを勝手に考えてしまい、意欲を無くして面接そのものへのやる気をが伝わらない言動になってしまいます。
やっぱり、試験を受けるからには、前向きな意欲で望むべきです。
3.明確な志望動機を持たずに臨んでいる
そもそも、明確な志望動機って、就活をしている人ならみんな持っていて当然だ、と思っている人は多いと思います。
しかし、これが意外にも持っていない人、持たずに就活に臨んでいる人もいるんです。
何を持って「明確な志望動機」と言えるのか、それは個人の価値観次第でしょうが、少なくとも会社の人事担当がどう判断するかを気にかけるべきでしょう。
入社したいならば、少なくとも面接官を納得させられるだけの志望動機を持っていないと、企業に採用されることはないでしょう。
「研究の成果を活かしたい」だけで終わるのではなく、「研究の成果を活かし、貴社の主力製品の改良を行いたい」などと、自分なりにできること、会社に貢献できることをしっかりアピールできてこそ、「明確な志望動機」と言えるのです。
就活はアピールが基本!自己アピールが上手くいかない人の共通点3つ
そもそも、面接は自分のことをしっかりとアピールする場所です。
また、エントリーシートは、面接を受けさせてもらえるように、自分がなぜその企業を選び、就職を希望するかをアピールするための機会です。
一般的に、企業に入社を希望するなら、以下のようなことを書いたり語ったりするでしょう。
①自分の能力や技術、経験を発揮できる企業だと思った
②以前よりこの業界での仕事に憧れ、努力していた
③先輩や先生から話を聞いて、自分に適職だと思って就職を希望した
など、どう考えてもプラス要素の内容を書いたりしますよね。
でも、これらのことを上手く表現できない人も、中には存在することも事実です。
就活では、自己アピールが上手くできないようでは、数多いライバルの中で、自分を採用してもらえるチャンスなど見つかりません。
これからご紹介する部分に特に注意して、自己アピールを充実したものにしましょう。
1.自己アピールに必要な信念が不足している
自己アピールが上手くない人は、そもそもその企業に入社したいという気持ち、その企業で実現したいことなど、さまざまな「信念」が不足しているか、上手く伝えられていないともいえるでしょう。
特に自己アピールが不足している人は、これらの内容にはあまり力を入れずに「先生や家族の勧め」とか「実家から身近だから」などという、アルバイト先を選ぶような感覚のことを書いたりしてしまうのです。
もちろん志望した理由として、「安定しているから」とか「地元だから」という理由をアピールするのも、もってのほかです。
数多くのライバルから自分を選んでもらおうとするのですので、確固たる信念を持ち、それをアピールできるようになっていなくては、相手の企業にも失礼です。
2.相手の満足する回答ばかりを考える
面接のときには、面接官に気に入られたいがために、面接官の顔色を伺って回答を返そうとしてしまいます。
まるで「何を言えば正解ですか?」という視点で、回答の内容を考えてしまう、つまり「マニュアル通り」の回答をしようとばかりして、肝心の自分の気持ちや自己アピールがおろそかになってしまうのです。
このように、マニュアル通りの答えを探すうちは、あなたの気持ちや価値観、自己アピールにつながる長所や能力の情報を伝えることができません。
このような面接では、あまりにも素直すぎるだけで、個性が見つからず、結局「採用する決め手に欠ける」ことになってしまいます。
実際、面接に明確な答えはありません。
自分の気持ち、自分の思っていること、それぞれ限られたチャンスの中で、しっかりと面接官にアピールしていきましょう。
3.自分勝手に「この話題は使えない」と判断する
面接官は、数少ない時間で、さまざまな質問をして、あなたの人となりを把握しようとします。
面接中には、まったく入社試験とは関係がない、趣味の話や特技の話などを聞かれることだってありますが、それはあなたの人となりを把握しようとする、意味のある質問なのです。
このような面接のあり方を度外視して、自分で「この話題はだめだ」とか「あの話題は受けない」などと、勝手に判断してしまうことは、正直言ってもったいないことです。
例えば、自分の趣味やアルバイトなど、すごく時間をかけていたり、自分にとっては一生続けて生きたいほどの経験なのに、自分の尺度で判断して「面接向きでない」と、ネタを封印してしまう人もいるんです。
でも、趣味やアルバイトの話などは、今受験している自分の「人となり」を構成している要素でもあるのですので、話さないのは逆にもったいないと思えますよね。
面接に望む前に会話カードを何枚も捨て去るのではなく、いつでも取り出せるように心構えてしておく、というのが面接では欠かせないことだと思ってください。
まとめ
アベノミクスがスタートしてから、最近では就活市場が活性化していて、売り手市場になっているのは事実です。
実際、就活がしやすくなっているとはいうものの、そのチャンスを上手く活かしていない、うまく採用がもらえていない人の方が多いのも事実です。
就活中、友人が内定をどんどん獲得していってしまうと、一方でなかなか内定を取れない自分に自信をなくし、就職なんてできないかもしれないと、何もかもがダメに思えてしまうこともあるかもしれません。
正直言って、就活にあたって、周りのことを気にする必要はありません。
まずは、自分の納得する企業から内定をとれるように、さまざまな努力を重ねていくことの方が大事です。
就活が上手くいかないと悩むこともあるでしょう。
それでも最後には「自分を信じる」事で、前向きに就活に取り組んでいくことで、活路は見出せるのだと私は思っています。
ぜひ、今回ご紹介した内容を踏まえて、前向きに就活に取り組んでいただきたいと思います。