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自衛隊員の年収はどれくらい?自衛隊の給料に関係する10の事柄

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自衛隊員の年収はどれくらい?自衛隊の給料に関係する10の事柄

日本国民の生命と財産を守るために活動している組織、それが「自衛隊」です。

自衛隊員になる人は年々減少傾向にあり、国としても有事に備えるために、さまざまな方法で自衛隊員を募集しているのが現実です。

私たちも「自衛隊に入隊する」と言う選択肢は選べるのですが、厳しそうな勤務環境を見ると、入隊するのに自信がないと言う人も多いでしょう。

そんな自衛隊ですが、年収や給料の詳細を知っている人は、意外にも少ないものです。

今回は自衛隊の収入事情をご紹介したいと思います。

 

自衛隊の年収と給料はどれくらい?一般的な階級別の実情4パターン

自衛隊員の年収はどれくらい?自衛隊の給料に関係する10の事柄

自衛隊の給料と年収は、在籍年数と階級によって異なります。

一般的に、階級が高ければ高いほど、給料も増えてきますし、給料が増えるとその分年収も増える仕組みになっています。

この章では、一般的な自衛隊員の階級と、具体的な給料と年収についてご紹介します。

1.「経験年数」と「階級」で自衛隊員の給料と年収が決まる

自衛隊員の年収はどれくらい?自衛隊の給料に関係する10の事柄

一般的に、外国の軍隊では軍人を「士官」「下士官」「兵」の3つに区分しています。

同様に、自衛隊では階級を「将」~「2士」までの16階級に分けています。

このうち、外国の軍隊で言う「士官」が「将」「佐官」「尉官」であり、「准士官」が「准尉」、「下士官」が「曹」、そして最下級の役職が「兵」、自衛隊では「士」と呼ばれるようになっています。

一番最初に入隊したときは「士」から始まるものと思いますが、防衛大学校などの士官を養成する機関へ入隊し、その後正式に各部隊に配属されるコースをたどると、入隊時の階級が「尉」や「佐」から始まることもあります。

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もちろん、給与面では「将」が最も高くなります。

2.最下級の「士」は自衛隊員の中でも最も給料が安い

自衛隊員の年収はどれくらい?自衛隊の給料に関係する10の事柄

自衛隊で最も下になる階級は「士」です。

自衛隊においては、「士」階級のことを、任期制隊員と呼びます。

また、士階級の中でも、2士・1士・士長の3つの階級に分かれていて、最も階級の高い役職は「士長」となります。

給料ですが、それぞれの階級で次のような給与になっています。

・士長 月額24万円程度

・1士 月額19万程度

・2士 月額17万円程度

ボーナスも加味すると、士階級の場合は年収400万円から300万円程度は確実に年収を得ることができると考えていいでしょう。

ちなみに、高卒(18歳)入隊であれば、何事も無く職務に精勤していれば、2年後の20歳で士長になることができます。

3.中級の階級である「曹」は一般企業の会社員並みの収入が得られる

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自衛隊では、下士官と呼ばれる階級のことを「曹」と呼びます。

先ほど紹介した士階級と同じく、曹階級も4段階に分かれていて、曹長、1曹、2曹、3曹の4つの階級があります。

こちらも同様に、それぞれの給料を確認してみましょう。

・曹長 月額22万円から43万円程度

・1曹 月額22万円から42万円程度

・2曹 月額21万円から39万円程度

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・3曹 月額19万円から31万円程度

曹階級の場合は、曹長で長く勤務していた人ほど多くの給料をもらえる仕組みになっています。

特に、経験年数が多ければ多いほど、階級が下であっても基本給料がアップする仕組みになっているので、階級が下の人間でも給料は上官より高いと言う減少も起こりえます。

一般的に、曹階級の自衛官は、ほとんどの人が1曹か曹長で退官するのですが、定年間際の年収は600万円~700万円の間になります。

4.尉官級の自衛官は出世次第で給料アップのチャンスがある

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自衛隊では尉官と呼ばれる幹部自衛官がいます。

正式には、3尉、2尉、1尉の3階級に分かれています。

それぞれの給料は以下のとおりになっています。

1尉 月額27万円から46万円

2尉 月額25万円から45万円

3尉 月額23万円から44万円

ちなみに、防衛大学校の卒業者、一般幹部候補生入隊の自衛官は、3尉から部隊勤務となります。

3尉や2尉であっても、20代の若手幹部の場合は、勤続年数が少ないので、階級が下であるはずの「曹」階級の隊員よりも、給料や年収が低くなることがあります。

一般的に、定年時の階級は1尉前後となる人が多く、その場合、定年間際の年収は700万前後となっていることが多いです。

 

自衛隊員の年収と給料を決める意外な基準3つ

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年収や給料に影響を及ぼす基準といえば、やはり「学歴」です。

一般的な企業では、最終学歴により給料の額に差が生じ、高学歴であるほど基本給や給料が高くなっていく仕組みになっています。

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しかし、自衛隊員の場合は、学歴による給料の差は存在しません。

むしろ、自衛隊員において重視されるのは「経験年数」です。

例えば、同年齢で高卒直後に入隊した人と大卒直後に入隊した人とで給料を比較すると、高卒で入隊した人の方が多く給料を貰っている場合もあるのです。

その他、意外な要素が自衛隊員の年収や給料を左右することもあることを、この章でご紹介しましょう。

1.階級を上げていけば学歴は年収や給料に関係なくなる

自衛隊員の年収はどれくらい?自衛隊の給料に関係する10の事柄

先ほども申し上げたように、自衛隊の世界では、給与を決めるのは「学歴」ではありません。

どんな状態で入隊したとしても、その後の勤務状況や昇任試験での成績によって、階級が上がっていけば、その分年収も給料も上がっていく仕組みになっています。

例えば、高卒で入隊した場合、一般的に上り詰める階級は2佐程度ですが、2佐になっていれば、年収800万円程度までアップします。

一方、大卒で入隊した場合、一般的に上り詰める階級は1佐程度ですので、同様に考えると、年収は1000万円程度となり、高卒の入隊者よりも200万円程度差が生まれます。

でも、あくまで確実に階級が上がっていけば、の話です。

高卒だから階級が上がりにくい、ということは自衛隊においてはありません。

逆に、大卒だから階級があがっていくということでもありません。

すべては経験年数と昇任試験の成績が左右することになります。

2.配属地によって金額が違う「地域手当」もある

自衛隊員の年収はどれくらい?自衛隊の給料に関係する10の事柄

自衛隊員はみなさんもご存知のように「特別国家公務員」であり、いわゆる国の公務員でもあります。

国の公務員は、当然全国各地で勤務をする必要がありますが、その勤務地によって物価の高い場所や安い場所などがあることから、それらの格差を調整するための「地域手当」という仕組みがあります。

一般的に、物価の高い東京や大阪などの都市圏では、地域手当も高くなります。

ですので、結果的に自衛隊員は配属されている基地の所在地によって、地域手当が異なり、年収や給料にも差が生じていることがあるのです。

3.入隊時に任期が決まっている場合は年収や給料にも格差が生じる

自衛隊員の年収はどれくらい?自衛隊の給料に関係する10の事柄

自衛隊に入るといっても、入隊の方法はさまざまなものがあります。

例えば「自衛官候補生制度」は、入隊時に任期を定めて、決まった期間だけ自衛隊員として入隊する、契約社員と同様の制度があります。

期間中は自衛官として働き、任期が終われば退職になりますが、その分応募条件は「18歳以上27歳未満」だけで、学歴や性別等は問われませんから、自衛隊に入隊しやすい方法の1つでもあります。

ですが、この制度で入隊した人は、どんなにがんばっても昇給するのが「士長」までになるので、年齢や経験年数がどんなに経過しようとも、士長の上限値までしか年収も給料もアップしないのです。

一方、もう1つの入隊方法として「一般般曹候補生制度」で入隊した場合は、「士」階級からスタートして、「曹」階級になる事が前提となっています。

また、この制度では入隊任期の定めはありません。

ちなみに、この制度で入隊した人について、給与面では自衛官候補生とまったく変わりませんが、入隊任期がないので、昇任試験を受けて階級を上げれば、年収や給与をアップさせることは可能です。

 

自衛隊員の年収や給料は任務で異なる?実際にあった実例3つ

自衛隊員の年収はどれくらい?自衛隊の給料に関係する10の事柄今まで、自衛隊員は、入隊の経緯を踏まえて、任務を精勤に務め、かつ昇任試験を経ることで、技能や経験に即した給与が支給されるということは、わかっていただけたでしょうか?

この章では、一般的な階級や基準だけでは判断されない、レアなケースにおいて、実質的に年収や給料がアップする実例をいくつかご紹介します。

1.特に危険を伴う任務の際には手当がアップする

自衛隊員の年収はどれくらい?自衛隊の給料に関係する10の事柄

意外なことですが、自衛隊員も一般の企業や公務員と同様で、ボーナスや扶養手当などといった様々な手当が付きます。

特に、自衛隊員は災害時の救援活動や、諸外国での平和維持活動など、危険な業務も伴っているため、他の企業や公務員よりも手当が充実しているのが特徴です。

特に、危険を伴う手当については、次のようなものがあります。

・爆発物取扱作業等手当
・航空作業手当
・異常圧力内作業等手当
・落下傘降下作業手当
・災害派遣等手当
・除雪手当
・夜間特殊業務手当
・海上警備等手当
・夜間看護等手当
・感染症看護等手当
・海外派遣手当
・南極手当

危険な任務に就くことは、その分必要な手当を支給してしかるべき、というのは自衛隊員、というよりは国家公務員の基準として当然と考えられています。

ですので、危険な任務を遂行している自衛隊員は、同じ階級であっても手当が多いために、年収や給料は異なるというケースが出てきます。

2.海外派遣された自衛隊員は年収や給料がアップしている

自衛隊員の年収はどれくらい?自衛隊の給料に関係する10の事柄

自衛隊員は、PKOやPKF活動のために、海外派兵されることも多くなっています。

最近では南スーダン、アフガニスタン、イラクなどに自衛隊員が派兵されていました。

これらの任務に就く自衛隊員は、当然「危険手当」や「海外派遣手当」などの手当が手厚く支給されますから、当然年収や給料もアップして当然です。

そして、派遣から帰国したのちの昇任試験においても、海外任務の経験が加味されるので、昇任試験に合格しやすいのも事実です。

海外派兵イコール年収や給料のアップが見込める、と考えてもいいでしょう。

3.年収や給料は低くても勤務地次第で貯金も可能である

自衛隊員の年収はどれくらい?自衛隊の給料に関係する10の事柄

常に危険と隣り合わせの仕事でもある自衛隊員ですが、平時のときの仕事は、やはり万事に備えて訓練にいそしむことが仕事と言えます。

実は、自衛隊員はずっと駐屯地にいることが義務づけられているわけではありません。

自衛隊員であっても、結婚すれば駐屯地外に家を購入したりアパートを借りて住むこともできますし、休みの日は一般の企業に勤めている人となんら変わりない生活を過ごしているのです。

ただし、訓練期間中は話が変わってきます。

訓練期間中は施設で生活をすることになるのですが、期間中には食事は支給され、移動も専用の車両で移動するので、交通費も一切かかりません。

もちろん、制服や作業服も支給、洗濯やクリーニングも無料となれば、訓練期間中の生活費はほとんど必要ないと言えます。

つまり、年収や給料がどんなに低くても、用意されているサービスや、支給される食事等を利用すれば、収入の過不足を一切気にしなくて済むというわけです。

また、ケガや病気になった時は「自衛隊病院」を受診することができ、自衛隊員が受診した場合や検査を受けた場合、見つかった病気の治療の費用まで無料になるので、これまたお得な環境といえるのです。

これらの福利厚生は、階級や勤務年数は関係なく、すべての自衛隊員が利用できるので、上手く利用すれば年収や給料に換えがたいメリットを受けることができます。

 

まとめ

自衛隊員の年収はどれくらい?自衛隊の給料に関係する10の事柄

自衛隊は、国内のみならず、海外へもさまざまな災害救助活動や平和維持活動を行っており、その活躍の場は大きく広がっています。

そんな自衛隊を支える隊員の給与は、その任務の危険性などを考慮しても、やはり一般の企業などに比べたら、高額です。

むしろ、国民の生命と財産を守るという役割を遂行するために、優秀な隊員を育て、組織を維持していく必要がある以上、自衛隊員になりたいという人々を増やすための努力が必要です。

その努力の1つが、今回取り上げた「年収」と「給料」であるともいえます。

自衛隊員になるには、年齢次第ですが、若ければ若いほど入隊のチャンスもあるし、昇任のチャンスもありますから、興味がある人は、ぜひ自衛隊入隊を検討してみてはいかがでしょうか。


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