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「もらう」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味と使い方10選

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「もらう」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味と使い方10選

ビジネスシーンにおいて、やはり「もらう」行為というものはつきものです。

お茶の接待や差し入れを「もらう」こともあれば、仕事を「もらう」こともあります。

また、重要な資料を「もらう」こともあれば、ビジネス上活用できる情報を「もらう」こともありますから、ビジネス=もらう、と明言してもいいくらいかもしれません、

ここでは、「もらう」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方と意味10選についてご紹介していきます。

 

【敬語】…「もらう」の基本的な使い方とその意味とは?

「もらう」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味と使い方10選

まず「もらう」には「くださる」「いただく」など、さまざまな敬語があります。

もちろん、それぞれの言葉は、相手とその関係、相手と自分たちのビジネス上の状況などを踏まえて、適切な言葉を使う必要があります。

早速ですが「もらう」の敬語について、詳しく見ていくことにしましょう。

1.「もらう」の敬語で一般的なのは「お受け取りになる」「いただく」など

「もらう」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味と使い方10選

「もらう」という言葉をビジネスシーンで敬語として使用する場合、一般的な敬語としては「お受取りになる」や「お納めになる」となることが多いです。

例えば、先方の企業に資料などを送った場合は、「資料をお送りしましたのでお受取りになってください」というように使うのが一般的です。

一方、先方の企業から資料が届くときには、「いただく」や「頂戴する」といった謙譲語を含む敬語と使用すると良いでしょうす。

例えば、「新商品のご提案をいただきまして、ありがとうございます」のように使用することをおすすめします。

2.電子メールに使われる「ご査収」は敬語になるのか?

「もらう」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味と使い方10選

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「もらう」の敬語には、「お受取りになる」や「いただく」以外にも、さまざまな敬語があります。

例えば、電子メールなどで見る機会の多い「ご査収」という言葉も敬語にあたります。

「ご査収」には、書類などをよく調べて受け取るという意味があります。

実際に使うときには「資料を添付しておりますので、よろしくご査収ください」というように、先方に送った資料などを読んでもらいたい、そのことを伝えるために使うことが多いです。

この時に注意が必要なのは、既に確定した資料などを見てもらうときです。

ここで「ご査収」といってしまうと、既にすりあわせ済みの案件をまた見て欲しいという意味になり、相手に二度手間をかけてしまうことになるので、作業や商談の進み具合によっては「ご査収」という言葉を使わない方がいいでしょう。

 

【尊敬語】…「もらう」の基本的な使い方とその意味とは?

「もらう」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味と使い方10選

敬語は行動の主体が誰かによって、使い方が変わります。

特に「相手の行動や相手の物を敬った表現」を敬語表現を尊敬語と言い、基本的に「お~になる」「お~られる」「お~くださる」という使い方をします。

この章では、もらうの「尊敬語」について詳しくご紹介します。

1.「もらう」の尊敬語は「お受け取りになる」または「お納めになる」が基本

「もらう」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味と使い方10選

もらうといえば、相手から自分に対して何かを「もらう」ことが一般的です。

自分から相手に対して何かを贈る場合は「あげる」ですので、自分があくまで受身になっていることを忘れないようにしましょう。

ですので、自分がどのような立場の人から、なにをもらうのかによって、敬語も変わってくるというわけです。

実際、「もらう」の尊敬語は「お受け取りになる」または「お納めになる」のいずれかが望ましいでしょう。

例えば、上司が誰かから贈り物をもらうとき、自分は部下として上司に贈り物をするのですが、あくまで目上の上司に贈り物をするのですので、そこで「もらってください」とか「おもらいください」では、失礼極まりないです。

その時に「贈り物ですがお受け取りください」というようにすれば、尊敬語を十分に活用できているといえます。

2.「もらう」の尊敬語をビジネスシーンで使うときの例文は?

「もらう」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味と使い方10選

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それでは、実際に「もらう」の尊敬語を、実際に使うときの例文をいくつかご紹介したいと思います。

先ほども紹介しましたが、目上の人に対して何らかの贈り物をする時に、どのような言葉を使うと失礼に当たらないか、それを考慮しながら例文を見てください。

・会社の上司に贈り物をするとき→「日ごろお世話になっているので、ぜひこれをお受け取りください」

・取引先の企業にサンプル品を送るとき→「サンプル品をご用意しましたので、ぜひお納めください」

・取引先の担当者に資料を送るとき→「資料が完成しましたので、お納めください」

ビジネスシーンでは、もらうの尊敬語をこのように使うことが一般的です。

ここで紹介したいのは「お納めください」という尊敬語です。

別の言い方をすれば「ご査収ください」とも言い換えることができるのですが、目上の人に対して何かを報告する、金額を提示するときには、それらに関する資料を「お納めください」と尊敬語で渡すことも可能です。

お納めくださいとは、平たく言えば「納入」のことです。

納入するという行為を、尊敬語で先方に伝えると「お納めください」となる、その仕組みだけは覚えておいてください。

3.第三者の立場で「もらう」行為を表現するときには「もらわれる」で十分

「もらう」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味と使い方10選

ビジネスシーンにおいては、自分以外の誰かが「もらう」行為を行い、そのことを自分が伝えなくてはならないこともあります。

例えば、上司が取引先の企業から資料を提供されていた、そのことを「もらう」の尊敬語を使って表現するならば、次のような言葉になります。

・先日、主任はA社から資料をもらわれていました。

・昨日、課長がA社から新しい商品を受け取られると、部長がおっしゃっていました。

・我が社が、グループ内での業績向上に寄与したとのことで、社長が代表して感状をおもらいになられました。

このように使うことができます。

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一般的には「もらわれる」という言葉を使うのが、ビジネスシーンにおいては常識といえます。

最後の例文の「おもらいになる」という言葉でも、使って問題があるわけではありません。

ですが、めったに聴かない言葉であることと、聞き間違えると「おもらし」など、汚らしい言葉に聞き取れることもあるので、できることなら「もらわれる」とか「受け取られる」など、シンプル意味がわかりやすい敬語を使うことをお勧めします。

【謙譲語】…「もらう」の基本的な使い方とその意味とは?

「もらう」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味と使い方10選

次に「もらう」の謙譲語を見ていきましょう。

謙譲語の場合は、目上の人から自分に対して何かを頂戴すること、そのことをへりくだって表現することで、相手に対する経緯を表現する必要があります。

「もらう」の謙譲語についても、例文を踏まえて詳しくご紹介しましょう。

1.「もらう」の謙譲語としては「いただく」でも十分活用できる

「もらう」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味と使い方10選

そもそも、謙譲語は自分側をへりくだる表現です。

謙譲語は、基本的に自分の行為または自分側の人の行為を指して使うのが基本です。

例文としては、次のような例があります。

・弊社の部長が申し上げておりました

・御社のご担当者様にお伝え申し上げました

・御社の担当課にご了解いただきました

このように、社内では自分より目上の人である上司、その上司が行う行為であっても謙譲語を使います。

「もらう」という言葉の場合、その行為の主体が相手方になるので、謙譲語である「いただく」になるので、「ご覧になっていただく」とか「ご一読いただく」のように用いることになります。

2.「いただく」と「頂戴する」以外の謙譲語は「くださる」?

「もらう」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味と使い方10選

同様に、謙譲語として「もらう」を表現する場合は、次のような例文があります。

・A社の部長様からご連絡を頂戴しました

・B社のご担当者様からご提案をいただきました

・C社との業務提携の話で、お話をくださいました

ここで「くださる」という言葉を例示しましたが、この「くださる」も十分謙譲語として使えます。

一般的に「くださる」は、自分たちよりも目上にあたる人々が、自分たちのためにアクションを起こしてくれた時などに、使うことのできる謙譲語ですので、活用してもいいでしょう。

 

【丁寧語】…「もらう」の基本的な使い方とその意味とは?

「もらう」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味と使い方10選

次に「もらう」の丁寧語を見ていきましょう。

丁寧語は一般的に「です・ます」を動詞や形容詞に付け加えるだけで活用できるとされていますが、「もらう」の場合には、なかなか難しい場合があります。

「もらう」の丁寧語は、単純に言えば「もらいます」になってしまいますので、これでは物をもらうだけなのか、何かをしていただくことなのか、正直言ってわかりにくいのです。

そのことを踏まえて、これから例示する内容について確認してみてください。

1.「もらう」の丁寧語は「です・ます」ではなく「えます」で代用する

「もらう」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味と使い方10選

丁寧語は、日常的に幅広く使える丁寧な言葉であり、「です・ます調」を使うだけなので、非常にシンプルに丁寧さを表現することができます。

しかし、目上の人とのコミュニケーションの際には、尊敬語や謙譲語と組み合わせて使うことが望ましいです。

「もらう」の丁寧語は単純にです・ます調に直すと「もらいます」になることは、先ほどご紹介しましたが、もともと「もらう」という行為が相手にお願いをする意味があります。

それが「もらいます」と言い切ってしまえば、まるで行為を強制するニュアンスになってしまうので、このまま使うと高圧的な印象を与えてしまいます。

ですので、「もらいます」ではなく、むしろ「もらえます?」と疑問形にして使う方が、相手への高圧的な印象を少しは和らげることができます。

2.「もらう」と「くれる」の意外な意味の違いにも注目しよう

「もらう」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味と使い方10選

「もらう」と同じ意味合いの言葉といえば「くれる」という言葉があります。

・この前はアドバイスをしてもらい、ありがたかったです。

・この前はアドバイスをしてくれて、ありがたかったです。

こう並べてみると、全然違和感がないですよね。

正直な話、「してもらう」のか「してくれる」のか、それだけの問題なのですが、相手に対して敬意を払うという気持ちで言えば、「くれる」の方が、相手から親切にしてもらったという気持ちが伝わってきます。

そもそも、「もらう」と「くれる」の違いは、明確になっているものではありません。

ただ、意味合いとしては「くれる」の方が、与えた人の意志性や親切心がよりはっきりと出るような意味を持っています。

・アドバイスをしてもらい→頼んだ結果としてアドバイスをもらうことができた

・アドバイスをしてくれて→相手が自主的にアドバイスをしてくれた

こういう、細かい意味の違いが出るのです。

ビジネス上、相手から受けた行為に対しては、その意味を踏まえて「もらう」のか「くれる」のか、よく考えて発言ができるようになると、あなたの気遣いが相手にも伝わって、あなた自身の評価もアップするでしょう。

3.丁寧語を身内には絶対に使わない!

「もらう」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味と使い方10選

先ほど「もらう」とか「くれる」などの話をしましたが、身内である上司や同僚に向かって「もらう」や「くれる」などの丁寧語を使うのは、絶対にやめましょう。

・上司が許可をくれたので、弊社にいい提案をすることができました。

・同僚に協力してもらうことで、弊社のご提案を実現できる目処が立ちました

などのように、さりげなく丁寧語を身内である上司や同僚に向かって使ってしまうことがあります。

でも、丁寧語を使って立てなくてはならないのは、あくまでも「弊社」の方です。

自分の身内の方に丁寧語を使うのではなく、実際には次のように表現するべきなのです。

・上司の許可もあって、弊社にいいご提案を差し上げることができました。

・同僚の協力で、弊社のご提案を実現させていただく目処が立ちました。

このように、丁寧語を使って立てるべきは「弊社」であることを、日ごろから忘れないでください。

何気なく使っている会話文の中で、これらの丁寧語の言い間違いに気づく人はいないかもしれませんが、むしろ気づく人がいれば、あなたの気遣いに気づくことになるでしょうから、きっとあなたの株が上がることは間違いないでしょう。

 

まとめ

「もらう」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味と使い方10選

今回は「もらう」という言葉の敬語について、詳しくご紹介しました。

「もらう」という言葉には、相手から受けた恩恵に対する敬意が込められています。

その恩恵に対して、もちろん「ありがとうございます」という言葉を発することは必要ですが、いただいた恩恵に関して、十分に敬意を払った接し方をすることも重要です。

もちろん、その時には自分の立場をへりくだって相手に伝えるということは、どんな敬語を使うときでも変わりはありません。

特に「もらう」という言葉には、「いただく」「頂戴する」「お受け取りになる」など、さまざまな敬語があるということは、さまざまな感謝の表し方が必要であったという証ともいえます。

ビジネスでは、どのような出来事が、いつ起こるかわかりません。

そんな「いつかの出来事」の時に、過去の振る舞いが失礼になっていて、親身に対応をしてもらえなくなるようなことがないように、日ごろからしっかりと敬意を払った接し方を心がけましょう。


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