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「聞く」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方と意味9選

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「聞く」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方と意味9選

ビジネスシーンにおいて、取引先の関係者はもちろん、自社の同僚や上司にいろいろなことを聞くことはあるはずです。

もちろん、自分よりも目上の存在に対して「聞く」機会も多いでしょうが、そのときにきちんとした敬語を使うことはできているでしょうか。

ここでは、「聞く」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方と意味9選についてご紹介していきます。

 

【敬語】…「聞く」の基本的な使い方とその意味とは?

「聞く」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方と意味9選

まず、敬語で「聞く」を表現した場合について、ご紹介しましょう。

一般的な「聞く」の敬語は、「聞かれる」や「尋ねる」となります。

もちろん、目上の人に対する場合と、そうでない場合とでは、使う敬語も変わってくることは、十分に注意しなくてはなりません。

それでは、以下の項目で、具体的な敬語について紹介していきましょう。

1.目上の人には尊敬語に当たる敬語を使うのがベスト

「聞く」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方と意味9選

敬語の中でも特に使用する機会が多いのは「尊敬語」「謙譲語」です。

例えば、謙譲語は自分をへりくだって表現する敬語ですが、客先や上司などの目上の人に対して謙譲語を使用するのは、誤っていることに気づいている場合は少ないようです。

目上の人には「尊敬語」を使うことを、まず覚えて置いてください。

間違った使い方としては、次のような例があります。

・お客様に対して「伺ってください」→謙譲語になっていますから、尊敬語の「お尋ねください」が正解

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・上司に対して「お伺いします」→謙譲語になっていますから、丁寧語の「お聞きします」が正解

例文のうち、後の文章の「お聞きします」は、尊敬語でも謙譲語でもなく、丁寧語です。

なぜなら、自社の上司は立場が上とはいえ、尊敬語や謙譲語を使うほどへりくだる必要もない、同じ組織の人間だからです。

このように、さまざまな立場と関係性を考慮して、必要な敬語を使うことが欠かせないのです。

2.自分が「聞く」のか相手から「聞かれる」のかで敬語も変わってくる

「聞く」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方と意味9選

「聞く」の敬語には、尊敬語と謙譲語と丁寧語の3通りがあります。

丁寧語については、それほど難しいものではありませんが、尊敬語と謙譲語の違いは、少しわかりにくいかもしれません。

尊敬語と謙譲語の違いは、相手を立てるか、自分がへりくだるかという違いだけなのですが、誤った使い方をしてしまう場合がありますので、相手との関係性を十分に考慮しましょう。

また、自分が「聞く」のと、相手に「聞かれる」のとでは、また関係性も変わってきますから、注意が必要です。

 

【尊敬語】…「聞く」の基本的な使い方とその意味とは?

「聞く」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方と意味9選

それでは、この章で「聞く」の尊敬語についてご紹介することにしましょう。

尊敬語は、自分をへりくだる謙譲語とは違って、相手を立てるときに使う敬語です。

尊敬語は、目上の方に敬意をもち、尊敬の念をこめるときに使用するものであり、立場は相手と同列のままなのですが、相手を敬うことを心がけることが必要となります。

その事に注意して、実際の使い方などを確認してみましょう。

1.聞くの尊敬語は「お聞きになる」または「聞かれる」が一般的

「聞く」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方と意味9選

「聞く」を上司や先輩など目上の方に使うときは、「お聞きになる」や「聞かれる」というように使います。

これは、電子メールでも電話でも同様の使い方でかまいません。

実際には、次のような使い方をします。

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・お名前をお聞かせいただけないでしょうか

・○○の件についてお聞きしても宜しいでしょうか

・お聞きした件についての確認をしたいのですが

このように使用すると、尊敬語としても正しい使い方といえます。

2.目上か目下なのか?尊敬語を使うときは相手との関係性を十分に確認すること

「聞く」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方と意味9選

そもそも、尊敬語は目上の方に使う敬語です。

間違った使い方として、自分の上司に対して尊敬語を使ってしまう場合があります。

・会議の予定をお聞きしてもよろしいでしょうか

・契約の可否をお聞きしてもよろしいでしょうか

・先日ご相談差し上げた件について評価をお聞かせいただきたいのですが

などと、目上だからとすぐに尊敬語を使ってしまう場合がありますが、ビジネスマナーにおいて、尊敬すべきは「上司<取引先の関係者」ですので、上司に尊敬語を使っていると、取引先の関係者が同席したときに、ここでご照会しているような間違いをしてしまうことになるのです。

・会議の予定をお聞きしてもよろしいでしょうか→会議の予定をお聞きします

・契約の可否をお聞きしてもよろしいでしょうか→契約の可否をお聞きします

・先日ご相談差し上げた件について評価をお聞かせいただきたいのですが→評価をお聞きします

えらそうにも聞こえるようですが、これで十分敬語になっているので、安心して使いましょう。

3.取引先の関係者には自分よりも役職が下でも尊敬語を使うこと

「聞く」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方と意味9選

先ほどの項目でも述べたように、尊敬語を使うときには「上司<取引先の関係者」になります。

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以下に掲げるような問い合わせをするときには、必ず尊敬語を使いましょう。

・次の会議の予定はいつですか→次の会議の予定をお聞きします

・先日の提案の可否はどうでしたか→先日の提案の可否をお聞かせください

・ご相談差し上げた結果はどうなりましたか→ご相談の結果をお聞かせください

このように、尊敬語を交えることで、より丁寧さが伝わるというものです。

ちなみに、取引先の関係者が、自分よりも役職が低い場合であっても、当然ですが尊敬語を使います。

取引をしていただく、話を聞いていただくという意味では「尊敬」するべき相手の役職は問わないのが、ビジネスマナーです。

 

【謙譲語】…「聞く」の基本的な使い方とその意味とは?

「聞く」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方と意味9選

それでは、続いては「聞く」の謙譲語の使用方法と注意点をご紹介していきます。

謙譲語は、自分のことを一段下において、相手のことを目上に置く、昔の言葉で言えば「奉って(たてまつって)」相手に接するときに、相手の動作を、格を上げて表現するものです。

例えば、相手がふつうに「聞いてきた」ことであっても、謙譲語を使って「お尋ねになられた」と、相手の動作を敬語にして表現することが重要になるわけです。

1.「聞く」の謙譲語は「お聞きする」「お尋ねする」が一般的

「聞く」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方と意味9選

まず、目上の人に対して自分の話を聞いてもらうときに、それを依頼する場合を想定して尊敬語を考えて見ましょう。

一般的には、「聞く」の尊敬語として「お聞きする」あるいは「お尋ねする」を使えば、ビジネスシーンにおいて問題が生じることはないと思っていいでしょう。

そもそも「お聞きする」は、目上の人の言うことを聞かせてもらうことを意味する謙譲語となっています。

ですが、間違えて「お聞きしてください」と言ってしまうと、「立場をへりくだって聞いてきてください」となり、隠したになって聞き取りをしてこいと上司に命じているような格好になり、敬語とは真逆の意味になってしまうので、絶対に間違えないようにしてください。

2.相手から情報を得るときの「聞く」の謙譲語は「伺う」や「拝聴する」

「聞く」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方と意味9選

同じ「聞く」でも、取引先の関係者などから、ビジネスに必要な情報や意見を聞かせてもらうときには、もっと意識的に謙譲語と使って、相手にこちらの「感謝している気持ち」が伝わるようにする方がいいでしょう。

この場合の尊敬語は、「伺う」や「拝聴する」を使うことをお勧めします。

この2つの言葉は、もともと「目上の人から話を聞かせてもらう」ことや、目上の人に関する情報について何か教えてもらったりするような場面で使うと便利な謙譲語です。

例文としては、次のような言葉があります。

・名前を教えてください→お名前をうかがってもよろしいでしょうか

・噂を知っています→お噂はかねがねお聞きしております

・話を聞いて感動しました→お話を拝聴して、大変感動いたしました

ちなみに「お伺いする」という言い回しもよく聞かれますが、これは「伺う」をさらに丁寧にした表現となり、訪問して話を聞かせていただくという意味も込められています。

もし、ビジネスシーンにおいて訪問のうえ、いろいろ教えてもらうことになる場合は、「お伺いする」を尊敬語として使うことを特にお勧めします。

 

【丁寧語】…「聞く」の基本的な使い方とその意味とは?

「聞く」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方と意味9選

それでは、最後の章では「聞く」の丁寧語についてご紹介しましょう。

丁寧語は、一般的に「です・ます」を語尾につけるだけで丁寧語になるという文法になっています。

もちろん、ビジネスシーンにおいて、実際の状況を考慮しながら使うということが、前提になります。

早速、使用するときに注意したいことなどをご紹介します。

1.尊敬の気持ちを伝えるために尊敬語や謙譲語と組み合わせて使う

「聞く」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方と意味9選

丁寧語とは、「です・ます」あるいは「ございます」などを語尾につけて使うものです。

でも、それだけでは相手に気持ちが伝わらないときは、尊敬語や謙譲語を組み合わせて使うことで、実際に伝えたい気持ちや、表現したい気持ちを明確にすることを心がけるとよいでしょう。

そもそも、私たちは日常生活において、自然に丁寧語を組み合わせて文章にして使っています。

例えば「お伺いしてもいいですか?」の「です」の部分こそ、丁寧語の「です」ともいえるのです。

2.「聞く」の丁寧語は「聞きます」や「聞きました」でも可

「聞く」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方と意味9選

丁寧語は「です・ます」調を基本にしていることは、以前からも申し上げています。

もちろん「聞く」の場合も「聞きます」「聞きました」で、十分丁寧な言葉になっています。

これが、相手によっては尊敬語へ変換して使ったり、謙譲語に変換して使ったり、あるいは両方の種類の言葉を組み合わせて使ったりする場合もあるのです。

もう一度、尊敬語、謙譲語、丁寧語の比較を見てみましょう。

・尊敬語 聞く→お聞きする、お尋ねする

・謙譲語 聞く→お伺いする、お聞きする

・丁寧語 聞く→聞きます、聞きました

このようになります。

よく間違えるのは、自分の動作を指して使うべき謙譲語を、尊敬語を使うべき場面で使ってしまうミスが多いので、特に注意しましょう。

自分が先方の企業の関係者から用件を受け付けるときに、「なんなりとお尋ねください」と言えば正しいのですが、「何なりとお伺いください」と、間違った使い方をする人もいます。

「お伺い」は謙譲語であり、相手に「自分(私)から一段下に下がって物事を進めなさい」と言っているようなものですので、大変失礼なことになってしまいます。

このような間違いをしないように、あらかじめ相手との関係性を十分に確認して言葉を使うようにしましょう。

 

まとめ

「聞く」の敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方と意味9選

「聞く」という言葉は、冒頭でも申し上げたように、自分が相手に物事を「聞く」こともあれば、相手から物事を「聞かれる」こともあります。

ビジネスマナーの基本として、相手との関係性を重視することは、忘れてはなりません。

時には、自分の上司といえども、敬語を使うことを避けなくてはならないときもあるのです。

あと、特に間違えやすいのが「相手から聞かれる」ときの敬語です。

相手に教えてやっている、というような場合もあるでしょうが、ビジネス上の関わりにおいては、やはりどんな場合においても、取引先の相手を上に据えて、敬語でコミュニケーションを図ることが欠かせません。

さまざまなポイントがありますが、覚えてしまえば、きっとあなたの評価はアップすること、間違いありません。


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