ビジネスマナー

「なるほどですね」は失礼!敬語で正しい相づちの方法8選

更新日:

「なるほどですね」は失礼!敬語で正しい相づちの方法8選

「なるほどですね」という言葉、ついついビジネスシーンで気軽に使ってしまっていることはないでしょうか。

そもそも、この「なるほどですね」という言葉は、敬語ですらない、間違った用語だということはご存じだったでしょうか?

間違った敬語を使い続けていると上司や目上の方にいずれ怒られてしまうでしょうし、取引先の企業関係者にも、常識を疑われてしまうかもしれません。

ビジネスシーンにおいては、やはり間違った言葉ではなく、同様の意味を持つ正しい敬語の使い方を覚えておきたいものですね。

今回は、「なるほどですね」ではなく、敬意を示すことのできる正しい相づちの方法8選についてご紹介します。

 

なぜ「なるほどですね」が失礼なのか?4つの理由

「なるほどですね」は失礼!敬語で正しい相づちの方法8選

まず、「なるほどですね」がなぜ失礼にあたるのか、その理由を紹介しましょう。

「なるほどですね」は、どちらかといえば「そのとおりですね」を、少し柔らかくしたような、敬意を表したような、不思議な言葉です。

そもそもなぜ「なるほどですね」という言葉が生まれたのかも含めて、何が失礼にあたるのかをご説明しましょう。

1. そもそも「なるほどですね」という言葉はない

「なるほどですね」は失礼!敬語で正しい相づちの方法8選

「なるほど」という言葉は、文章で言えば副詞になります。

つまり、何かの動作を補足するための言葉であって、決して主役の言葉にはなりえない言葉なのです。

そんな副詞の「なるほど」に、敬語体の「ですね」を付けると、まるで敬語のように使えると錯覚してしまいますが、明らかに文法として間違っています。

「なるほど」は副詞なので当然独立して使う言葉ではありませんし、そこに丁寧語のようも聞こえる「ですね」をプラスしても、ダメなものにダメな言葉をプラスしているので、結局ダメな事に代わりはありません。

スポンサーリンク

まずは「なるほどですね」という言葉はもともと存在しないことを、覚えておいてください。

2.「なるほどですね」=「そうですね」であればますます文法がおかしい

「なるほどですね」は失礼!敬語で正しい相づちの方法8選

そもそも「なるほどですね」と言う言葉を、私たちは何気なく使っていますが、もともとどのような意味を込めて使っているのでしょう。

実際には、「そうですね」という、相手の意見や主張に同意する時に、敬語のような感覚で使っているというのが実際ではないでしょうか。

もし、相手に伝えたい意味が「そうですね」ならば、相手に対して相当失礼な言葉遣いになっています。

「そうですね」とは、目上の人間が目下の人間の意見や主張に同意する時に使う言葉であって、決して敬うべき存在に向かって返答に使う言葉ではありません。

この場合、実際に使うのであれば、「そうですね」ではなく「おっしゃるとおりですね」「お話のとおりですね」と、相手を奉る謙譲語を使って同意するべきです。

3.相づちであっても「なるほど」は使うべきではない

「なるほどですね」は失礼!敬語で正しい相づちの方法8選

「なるほど」にはもう1つ意味があって、相手の言ったことに対する相づちを表わす感嘆詞でもあります。

感嘆詞とは「なんと!」「なに!」と言うように、自分自身の感情を簡潔に表すために言葉です。

そのため、自分自身主体の言葉ですので、そこに敬意はみじんもないので、目上の人には用いてはいけないのです。

そもそも、相づちというのは自分が納得したことを表わすものです。

ですので、目上の人が言った内容について「なるほど」となどと言ってしまえば、まるで目上の人の言った内容を、目下の人間である自分が評価していることになってしまいますし、そうなれば相手に対して失礼な行為になってしまいます。

4.敬語として使わなければ「なるほどですね」も使ってよい

「なるほどですね」は失礼!敬語で正しい相づちの方法8選

そもそも「なるほど」という言葉は、福岡県周辺の方言で、納得することを表す意味の「なるほど」という言葉からきています。

その「なるほど」に、丁寧語みたいな「ですね」をつけることで、「なるほどですね」と言う言葉を作ってしまい、敬語と誤解してしまうような用法で使ってしまうことで、用法に間違いが生じてしまうのです。

しかし、目上の人ではなく、同僚や先輩など、ある程度面識があって、信頼関係も醸成できている相手とならば、「なるほどですね」と、ビジネスシーンで使用しても問題がなさそうです。

もしあなたが上司であれば、同僚や部下、後輩などに対しては「なるほど」を使って構いません。

スポンサーリンク

あくまで「敬語」として「なるほどですね」を使おうとするから、問題となるのだと言うことを覚えておいてください。

 

「なるほどですね」ではない正しい敬語4つの使いかた

「なるほどですね」は失礼!敬語で正しい相づちの方法8選

先ほどの章では、「なるほどですね」という言葉は「敬語ではない」と明言させていただきました。

では、「なるほどですね」という言葉を、なんと言い換えれば正しい敬語になるのかを、この章ではご紹介します。

実際、「なるほどですね」を使わなくても、十分ビジネスシーンで対応できる、代わりの言葉がたくさんあることを、この章で覚えていただきたいものです。

1.「なるほどですね」は「おっしゃるとおりです」に変換すれば敬語体になる

「なるほどですね」は失礼!敬語で正しい相づちの方法8選

「なるほどですね」という言葉で伝えたかった意味を、同種の意味を持つ敬語体に置き換えようとすれば、どのような言葉があるでしょうか。

一番おすすめなのは「おっしゃるとおりです」という言葉です。

「おっしゃるとおりです」という言葉は、敬語と同等の敬意を表しつつ、「なるほどですね」と同じ、同意する意向を伝えることができます。

実際「なるほどですね」と「おっしゃるとおりです」という言葉、どちらが聞こえが良いかといえば、後者の方が敬意が伝わってよいでしょう。

今後は、目上の方との会話の中でついうっかり「なるほどですね」と言ってしまう前に、一旦言葉を飲み込んで「おっしゃるとおりです」と言い換えてみることをお勧めします。

2.「なるほど、そうですね」はビジネスシーンでも十分使える言葉

「なるほどですね」は失礼!敬語で正しい相づちの方法8選

そもそも「なるほど」という言葉には、本来は上の立場の人が、下の立場の人に言ったことに「感心した」という意味で使う言葉でもあります。

「なるほど」には、相手の意見を評価した上で、同意するというニュアンスがあるので、相手が対等の立場でも多用すると、場合によってはイヤミに受け取られてしまうこともあります。

ですが、「そうですね」という丁寧語で「同意」を意味する言葉をプラスして「なるほど、そうですね」と言えば、敬語並みの敬意を表すことができます。

それもそのはず、「そうですね」という言葉が、相手に対する謙譲の意味を持っているから、このような言葉遣いが可能になるのです。

あと、同種のあいづちとしては、以下のようなものがビジネスシーンでも十分使えるでしょう。

スポンサーリンク

・そうですか

・さようですか

・そうなのですね

これらの言葉だけでも十分つかえますし、「なるほど、そうですか」と“なるほど”を付け加えて使っても問題はありません。

ただし、「なるほど」は敬語ではありませんから、敬意を表すべき場面では、当然使わないに越したことはありません。

3.「なるほど」の代わりにあいづちに使える言葉は「左様にございます」など

「なるほどですね」は失礼!敬語で正しい相づちの方法8選

正直言って、あいづちを打つためであっても、相手に同意の意向を伝えるためであっても、「なるほど」という言葉を、無理に使う必要はありません。

どんな言葉でもいいので、相手を敬いつつ同意している気持ちを伝えることができれば、何の問題もないのですから。

実際、「なるほど」という言葉を使わずとも、次のような言葉を使えば、十分敬意を表すことができます。

・はい

・左様でございます

・おっしゃるとおりです

前者の「はい」は、敬語口調ではないかもしれませんが、「イエスorノー」を確認したいときに、簡潔で最もわかりやすい返答です。

ビジネスシーンで一番嫌われるのは、あいまいな返答ですが、返答を待つ側からすれば「はい」でも「いいえ」でも、とにかく白黒はっきりした返答をもらえると、誤解を招くことがなくなります。

ですが、単なる「はい」だけでは案件が絞り込めない場合は、逆に誤解を招くことになるので、別の言葉を使った方がいいでしょう。

もう1つの「左様でございます」はとても丁寧な言い方の敬語です。

ただし、使いすぎるとあまりにも丁寧すぎるので、堅苦しさを感じてしまう事もあるので、程よく使っていきましょう。

ビジネス文書に使うと、余計文章がかしこまって見えてしまうので、できれば口頭で敬意を表す時の表現方法の1つとして活用して欲しいものです。

特に「左様でございます」は、上司や目上の方に使うより、取引先の企業関係者や、顧客等に対して使うと良いでしょう。

前の章で紹介した「おっしゃる通りです」は、既にご紹介したとおり、上司や目上の方と話す時に、話を理解し納得した場合に敬語として使うのが良いでしょう。

4.明確に返答をしたい場合は「わかりました」がシンプルでよい

「なるほどですね」は失礼!敬語で正しい相づちの方法8選

もし、問われている内容が具体的に返答を求められていたり、明確な返答を求められているときには、シンプルに「わかりました」を使う方がいいでしょう。

「わかりました」は、万能的に使える言葉ですし、相手にも敬意を伝えられる言葉です。

もっと敬意を表したい場合は、「わかりました」の敬語体でもある「承知しました」を使うことも可能です。

ただし、「わかりました」や「承知しました」は、単なる相づちを打つ時には、使いづらい言葉でもあります。

その時は「そうですね」「はい」などの、よりシンプルな言葉を使う方がいいでしょう。

 

まとめ

「なるほどですね」は失礼!敬語で正しい相づちの方法8選

「なるほどですね」という言葉ですが、実際に自分が言われてみると何だか違和感を覚えるという人も多い言葉です。

そもそも「なるほど」と言う言葉は、相手の言葉を受けて、自分も同じ意見、気持ちであることを述べるために使う言葉ですが、敬語ではありません。

ですので、自分が「なるほど」と聞いた時に違和感を覚えるという事は、敬語ではないことはもちろんですが、敬意が伝わらないという事に対して違和感を覚えるのではないでしょうか。

「なるほど」という言葉自体は、敬意が含まれないという問題はあるものの、それを踏まえて使うのであれば、友達や同年輩どうしならば問題なく使える言葉です。

ですが、ビジネスシーンにおいて、目上の人が話した内容に対する相づちとしては、好ましくありません

今回ご紹介した「そのとおりです」など、代わりに使える敬語を駆使して、ビジネスシーンで相手に失礼がないようにしましょう。


他にこんな記事も読まれています

-ビジネスマナー

Copyright© 一流のビジネスマンになれる方法【ビジネス知識・マナー・スキルアップ】 , 2018 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.