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知っておきたい承知と了解の違い!ビジネスに役立つ使い分け5選

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知っておきたい承知と了解の違い!ビジネスに役立つ使い分け5選日本語には、「承知」や「了解」、「かしこまりました」など、同じ意味を持ちながら表現が異なる言い回しがあります。

特に承知と了解は、ビジネスでもよく使われることですので、間違いなく覚えておかないといざという時に失礼になってしまう場合があります。

ここでは、知っておきたい承知と了解の違いとビジネスに役立つ使い分けについてご紹介します。

 

1.承知と了解の日本語的な違い

知っておきたい承知と了解の違い!ビジネスに役立つ使い分け5選そもそも、「承知」と「了解」はそれぞれどのような意味を持つのでしょうか?

まず「承知」という言葉ですが、これは受け入れる、従うを意味する「承」と、物事の本質が分かる、心に感じ取ることを意味する「知」が合わさってできた言葉です。

これらの事から、「承知」とは相手の言うことを理解し、それに従うという意味を持ちます。

これに対して「了解」は、もっともだと思うことを意味する「了」と物事の意味が分かることを意味する「解」が合わさってできています。

つまり、「了解」は相手の言うことを理解し、もっともだと思ってうなずくことを意味しています。

双方とも相手の言うことを理解するという点では共通していますが、よく見ると受け入れる時の表現が異なることに気づけると思います。

それぞれ、詳しくご紹介していきます。

 

2.承知は目上の人に伝える時に使う

知っておきたい承知と了解の違い!ビジネスに役立つ使い分け5選「承知」は、一般的に目上の人から指示などを受けたときに使う言葉です。

誤解されがちですが、日本語としては「承知」という言葉自体に相手を敬う意味はありません。

辞書で調べると分かるのですが、「承知」という言葉は名詞であり、動詞「する」の謙譲語にあたる「いたします」がついて、初めて敬語の表現になります。

ですが、一般的には目上の人には「承知」を使うことが多く、目下の人に「承知」ということを使うことは少ないと言えるでしょう。

これは、「承知」という言葉が「分かる」という言葉よりも畏まった表現であり、かつ「いたします」を付けることで相手を立てる敬語になるからです。

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普段何気なく使っている日本語ですが、深く読み解いていくと意外と知らない使い分けがあります。

そうしたことに注意しながら使っていかないと、知らないうちに失礼なことを言っている場合があるので注意が必要です。

 

①「承知いたしました」と「かしこまりました」の違い

知っておきたい承知と了解の違い!ビジネスに役立つ使い分け5選目上の人に対して「わかりました」という意味の返事をする場合に使われる言葉として、「かしこまりました」という言葉があります。

「承知いたしました」と「かしこまりました」は共に謙譲語ですが、「かしこまりました」の方がより丁寧な表現と言えます。

実際、上司に指示された時に返す言葉としては、「かしこまりました」が最も無難といえます。

承知の場合は、受け入れる際に一度納得するという動作が言葉の中に込められており、その意味で、日本語としては素直に受け入れているわけではありません。

これに対して「かしこまりました」は、まず相手の言うことを受け入れています。

自分の意思を入るということは少なからず疑いがあるということですから、「かしこまりました」の方が敬語としてはより丁寧な言い方になるのでしょう。

なお、日本語としてみると「承知いたしました」は名詞である「承知」に「する」の謙譲語である「いたしました」を付けて謙譲語にしており、「かしこまりました」は動詞の「わかる」の謙譲語である「かしこまる」に動詞「する」の丁寧語である「した」をつけて謙譲語にしています。

同じような意味を持つ言葉ですが、分解してみると全く違う日本語の構成です。

こうした観点から日本語を捉えるのも面白いかもしれません。

 

②「承知しました」と「承知いたしました」の違い

知っておきたい承知と了解の違い!ビジネスに役立つ使い分け5選承知に続く言葉には、「承知しました」と「承知いたしました」の二種類があります。

これはどちらを使う方が丁寧なのでしょうか?

ポイントは「しました」と「いたしました」ですが、これらはどちらも動詞の「する」が語源です。

そして、丁寧語に変化したのが「しました」であり、謙譲語に変化したのが「いたしました」です。

謙譲語は自分がへりくだることで相手を立てる表現ですが、丁寧語は読んで字のごとく、丁寧な言い回しに変えただけですので、相手を立てるということをしていません。

ですから、実は「承知しました」には相手を立てる意味が込められておらず、目上の人には使えない、ということを覚えておくとよいでしょう。

些細な違いですが、そうした違いを理解して大切に使い分けている人もいますから、注意しましょう。

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特に経営者やマネージメントをされている方々は、言葉が持つ重みを知っていますから、日ごろから正しい日本語を使うことが大切です。

 

3.了解は目下の人に伝える時に使う

知っておきたい承知と了解の違い!ビジネスに役立つ使い分け5選ビジネスシーンにおいて、「了解」は目下の人から報告などを受けた時に返す言葉として使われるのが一般的です。

実は、「承知」と同様に「了解」も相手を立てる意味は持たず、「いたします」を付ければそれで謙譲語になります。

ですから、文法上は「承知いたしました」でも「了解いたしました」でも失礼にはならないのです。

ですが、ビジネスの場で活躍されている人たちの間では、「了解」という言葉が失礼であると捉えている人は少なくありません。

何故、「了解」という言葉が失礼であると広まったのでしょうか?

その理由は定かになっていませんが、上記であげた了解の意味に、「もっともだと思ってうなずく」という意味があります。

上司に対してこうした態度をとることは失礼になってしまいますから、その観点から失礼であると言われたのかもしれませんね。

 

4.社内よりも社外で使う時のことを考えて発言することが大切

知っておきたい承知と了解の違い!ビジネスに役立つ使い分け5選ここまで「承知」と「了解」の違いについてご紹介してまいりましたが、実は日本語としては双方に決定的な違いはありません。

どちらも、分かる、理解するという意味を持っていますし、謙譲語である「いたします」をつければそれで相手を立てた言い方になることは間違いありません。

ですが、ここで注意しなければいけないのは社内と社外の違いです。

社内で誤用するのは、まだ訂正したりそこから学んだりすれば済む話ですが、社外の場合はそうはいきません。

特に取引先や新規商談では、マナーが出来ていないとそれだけで心証を悪くしたり、破談になったりしてしまいます。

もし仮に、日本語としては正しいのだと主張しても火に油を注ぐようなもの、商談がうまく進むことは少ないでしょう。

みんなが使っているからいいのではなく、受け取る側を考慮した日本語を使うことが大切です。

 

まとめ

「承知」と「了解」に限らず、日本語には多くの似たような言葉が存在します。

また、敬語の使い分けや言葉の構成も意外と知らないことが多くあります。

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そして、日本語の常識は時代の流れと共に変化していくものでもあります。

ですが、それらは知らないまま使っているのと理解したうえで使うのとでは、いざという時に使い分けに明確な差が生まれてしまいますし、相手の評価が変わる要因にもなります。

特にビジネスシーンでは年上の方や言葉遣いに厳格な方も多いため、知らないでは済まされないことも多々あるでしょう。

逆に、年下や後輩に教える時に言葉の背景や使いまわしについてスムーズに教えられると、そこから信頼を得ることもできます。

意外と日本語を習っている外国人の方が、日本語に詳しいこともあります。

日本語を母国語として使っている身として、正しい日本語を身に着けていきたいところですね。


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