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いまさら聞けない押印と捺印の違い!知っておきたい印鑑の種類6選

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いまさら聞けない押印と捺印の違い!知っておきたい印鑑の種類6選日本語には似たような意味を持つ別の言葉がたくさんありますよね?

押印と捺印もその中の一つです。

どちらも印を押すという意味ですが、具体的な違いについて説明できるでしょうか?

また、印の押し方の違いについて、説明できるでしょうか?

ここでは、いまさら聞けない押印と捺印の違いと知っておきたい印鑑の種類についてご紹介します。

 

1.押印も捺印も印を押すという行為に違いはない

いまさら聞けない押印と捺印の違い!知っておきたい印鑑の種類6選まず、押印と捺印のそれぞれの意味について、改めて国語辞典で調べてみました。

すると、押印は「印を押すこと」、捺印は「印判を押すこと」とあります。

印も印判も同じ意味ですからどちらも印鑑を押すという動作に違いはありません。

ただし、押印の意味には合わせて「当用漢字の制定などにより、捺印に代わって用いられるようになった語」の一文が記載されています。

当用漢字の制定とは、1946年に膨大な数がある漢字の中から特に使用頻度の高い漢字1850字をピックアップし、公文書や出版物で使用する時には必ずその漢字を使うようにと定められたものです。

つまり、以前から捺印や押印の言葉はありましたが、1946年のタイミングで公式に押印を使うようにと定められたということになります。

このことからも、基本的な意味に違いはないものの、公的な書類には押印を使うことが正しいものであるということが分かります。

なお、当用漢字はあくまでも「とりあえずこの漢字を用いる」という一時的に制定された漢字一覧ですが、1981年に常用漢字として現代で用いるべき漢字1945字が改めて正式に交付され、2010年には191字が追加されて2136字となっています。

 

2.記名押印と署名捺印の違いに見る法的効力

いまさら聞けない押印と捺印の違い!知っておきたい印鑑の種類6選印鑑は主に契約書に押すことが多いですが、その際には名前も一緒に記載する場合がほとんどですよね?

この名前の書き方によって、法的な効力に違いがあることをご存知でしょうか?

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押印や、捺印には、その前に「署名」や「記名」がつくことがあります。

記名や署名も似たような言葉ですが、これらには明確な違いがあることをご存知でしょうか?

署名は、原則として自筆で名前を書くときに用いられる言葉であり、記名はそれ以外のゴム印やパソコンのソフトなどを使って自分の名前を記載することをさします。

筆跡は人によって異なりますから、複製できるゴム印などと異なり法的な効力が強く契約にも使えますが、ゴム印は当然、契約としては認められません。

また、法的には署名と印が最も法的な効力が強いですが、記名と印、または署名のみでも契約は成立します。

日本は印鑑での契約締結が基本のために署名のみというのは意外かもしれませんが、世界的に見れば印鑑の習慣を持つ国は少数と言えます。

法律的にも、印鑑制度が無い国に属する会社との契約を結ぶ時には署名のみで良いということが認められていますし、記名と印よりも署名のみの方が法的には強い価値を持ちます。

ただし、日本はあくまでも印鑑制度を持つ国ですので、基本的には契約時に印を押すことが求められます。

なお、記名には押印がついて「記名押印」、署名には捺印がついて「署名捺印」と呼ばれることが一般的です。

 

3.印を押す時は最後の一文字にかかるよう押す

いまさら聞けない押印と捺印の違い!知っておきたい印鑑の種類6選印鑑を押す時、あなたはどのように押しているでしょうか?

多くの場合には印の文字が書かれている場所に押すことが多いのかもしれません。

ですが、正式な押し方があることをご存知でしょうか?

それは、署名または記名した名前の最後の一文字に半分ほど印影がかかるようにして押すことです。

もともと印鑑は、その署名が間違いなく自分のものであると証明するために押すものです。

記名の場合で考えてみると分かるのですが、法的効力がないゴム印から離して押したとしても、ゴム印にはなんの効力も無くなってしまいますよね?

ですから、基本的には名前に印が触れるようにして押すことが基本なのです。

 

4.いまさら聞けない印の種類と違い

いまさら聞けない押印と捺印の違い!知っておきたい印鑑の種類6選印鑑は、印鑑そのものの種類や押す場所、理由によって、様々な言い方があります。

これらは知っているようで意外と知らないこともありますし、知らないと恥をかくこともありますから、しっかりと理解しておく必要があります。

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ここでは、具体的な種類とその意味についてご紹介します。

 

①契約書等に用いられる実印

いまさら聞けない押印と捺印の違い!知っておきたい印鑑の種類6選法的な効力を持ち、契約書に押す印鑑として認められるのが実印であり、複製が無いオーダーメイドの印鑑を用いるのが一般的です。

ただし、単にオーダーメイドで作った印鑑は実印にはならず、役所に行って印鑑登録をして初めて実印として認定されます。

これは、そもそも押印するという行為自体が、間違いなく自分が作成したものであるということを証明するために行っているものであるためです。

印影が世界に一つしかなく、かつ公的な機関にもこの印鑑が自分のものであると届け出ておけば、契約内容について確認を取られたとしても、間違いなく自分が作成した契約書であると証明できますよね?

そのための印が、実印です。

 

②銀行口座を開設する時に届け出る銀行印

いまさら聞けない押印と捺印の違い!知っておきたい印鑑の種類6選実印が役所に届け出る印鑑であるのに対し、銀行に届け出る印鑑が銀行印です。

銀行印として登録しておけば、何かあった時にその銀行印を持っていくことで銀行の対応が可能になります。

また、登録する印は実印と同じものや三文判でも可能ではありますが、現実的には別の印鑑を使う方が一般的です。

なぜなら、実印はその重要性から実印以外認められない場合を除いて使用しない方が望ましく、三文判では他の人に悪用される可能性が高まってしまうためです。

ですから、銀行印用に新たに印鑑を作り、その印鑑で登録することがおススメです。

 

③ちょっとしたことに使える認め印

いまさら聞けない押印と捺印の違い!知っておきたい印鑑の種類6選認め印は、実印や銀行印以外で使われる印鑑を指します。

荷物が届いたときの受け取り照明や、会社での書類確認等で使わることが多い印鑑です。

単に、目を通したことを認める印鑑ですので、どこかに届け出る必要もなければ、オリジナルである必要もありません。

そのため、三文判などの安い印鑑を使用している方が多いでしょう。

なお、シャチハタを使用している人も多いかもしれませんが、シャチハタは経年劣化などで印影が変わる場合があるため、避ける人もいるようです。

 

④同じタイミングで作成されたことを証明する割印

いまさら聞けない押印と捺印の違い!知っておきたい印鑑の種類6選ここから、押印の方法による名称の違いです。

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契約書を作成する時には、お互いに一通ずつ書類を保管するのが基本です。

この時、それらの契約書が同じタイミングで作られたことを証明するために二通を重ね、一度の押印で双方の書類に印が写るように押印します。

この方法を割印といいます。

なお、作成した二通のうち、どちらを目上の人に渡した方がいいのかと悩まれることもあるかもしれません。

これに明確なマナーは存在していませんが、上下で写っているのであれば上半分が写っている方を、左右で写っているのであれば右半分が写っている方を渡す方が無難と言えます。

 

⑤誤りがあったときに訂正する訂正印

いまさら聞けない押印と捺印の違い!知っておきたい印鑑の種類6選書類に誤りがあったり、名前や住所を間違えた時には間違えた個所に二重線を引き、その近くの余白に押印します。

この時、印鑑は契約者が共に認めた印として、双方が押印するのが基本的です。

また、この時に使用する印鑑は基本的に他の場所でも使われている印鑑を使用します。

そのため、名前と共に実印を押しているのであれば実印を、社判を押しているのであれば社判を押します。

 

⑥同一ページであれば何度でも訂正できる捨印

いまさら聞けない押印と捺印の違い!知っておきたい印鑑の種類6選訂正印と近い使い方として、捨印があります。

訂正印は一か所を訂正するためだけに押されるものですが、書類の欄外にある余白に押印することで、そのページは訂正印を用いることなく訂正が可能になります。

この時に押した印を捨印と呼びます。

捨印は必須ではありませんが、押してあるとちょっとした間違いを訂正する時に便利です。

ただし、勝手に訂正される恐れもあるため、使用するタイミングには注意が必要です。

 

まとめ

印鑑にはたくさんの種類があり、また様々な呼び名があります。

それらは一般常識でありながら、使い分けについて意外と知らなかったり、間違って覚えていたということもあるのではないでしょうか?

ですが、印鑑は法的にも影響が及ぶものですから、しっかりと覚えておきたいものですよね。

今回ご紹介した内容は忘れないようにして、実務や日常にも役立ててくださいね。

引き続き、「一流ビジネスマンになれる方法」をご紹介していきます↓




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