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書類に捺印をする意味とは?意外と知らない捺印の種類と注意点5選

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書類に捺印をする意味とは?意外と知らない捺印の種類と注意点5選郵便物の受け取りや契約書、または会社の書類など、様々なシーンで捺印をすることがあります。

ですが、なぜ捺印をしなければいけないのでしょうか?

また、捺印にはどのような種類があるのでしょうか?

ここでは、書類に捺印をする意味や意外と知らない捺印の種類と注意点についてご紹介します。

 

1.捺印の意味と捺印の種類

書類に捺印をする意味とは?意外と知らない捺印の種類と注意点5選捺印は、書類に印影を残すことを意味しています。

契約書に捺印する場合には、その書類を自分が作成したものであるという証明になるのですが、それではなぜ、シャチハタや三文判ではいけないのかをご存知でしょうか?

例えば、後になって本当にその書類が自分で作成したものであるかを確認する場合、どのようにしてその印影が自分のものであると証明できるか、説明できますか?

ここで登場するのが、実印です。

実印は、役所に行って自分の印鑑であると届け出たものを言います。

つまり、公的に自分のものだと証明できるものであるから、契約書に使えるのです。

これに対して届け出をしていない三文判は、自分のものだと言い張っても誰にもそれを証明できません。

また、同じ印影のものが大量に製造されているため、簡単に偽造されてしまいます。

シャチハタに関しては、ゴムで印影を作っているため、時間の経過や熱などによって形が変形してしまう恐れがあります。

契約書に三文判やシャチハタが使えないのはこのためです。

また、実印はそれだけで本人を証明する証拠となってしまいますので、くれぐれも保管には注意が必要なのです。

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そのほかにも、銀行に届け出る銀行印や、郵便の受け取りなどで便利な届け出をしていない認め印など、その状況や届け出の有無によって、捺印は意味が変わります。

 

2.契約書に捺印するのは日本だけである

書類に捺印をする意味とは?意外と知らない捺印の種類と注意点5選海外に出て、ハンコを使ったことや使っている人を見たことがありますか?

よく思い出すと、無いのではないでしょうか?

実は、契約書に捺印する文化を持っているのは、世界を見回しても日本くらいしかありません。

韓国でも文化はありますが、日本ほど頻繁に捺印する機会はありません。

他の国は、サインで済ませてしまいますよね?

実はサインをすること、つまり筆跡を残すことは、それだけで自分の証明になります。

何故なら、筆跡は人によって異なるものであり、簡単に偽造できるものでは無いからです。

ですから、実は日本でも自分で名前を記入する署名は、それだけで法的には価値があります。

 

①日本だけが印鑑の文化を導入している理由

書類に捺印をする意味とは?意外と知らない捺印の種類と注意点5選それでは、なぜ日本には印鑑の文化があるのでしょうか?

古くから印を押すという文化はありましたが、本格的に広く民衆に普及したのは江戸時代からのようです。

その頃に、今でいう印鑑登録制度の原型が始まり、印鑑の重要性が増しました。

そして、1873年10月1日に発令された交付により、公的な書類には署名とあわせて実印を捺印することが定められました。

これによって、日本のハンコ文化は確立することになります。

②世界の印鑑事情

書類に捺印をする意味とは?意外と知らない捺印の種類と注意点5選それでは世界ではどうなのでしょうか?

基本的に、世界でも古くはハンコの文化が栄えていました。

最も古いものだと紀元前5000年ごろの古代メソポタミアでは既に使われていたようです。

その後、中国に伝わったハンコの文化は、書道が発達したことで捺印よりも署名が用いられるようになり、次第にハンコの文化は失われていきました。

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欧州では、ハンコの文化が栄えたり失われたりを繰り返しながら、時代を重ねることになります。

1200年後半ごろからは民衆にも広く浸透し、特に1300年から1400年にかけて、もっとも広く使われるようになります。

ただし、その後識字率が向上したことで署名が使われるようになりはじめ、1800年頃には、ハンコの文化がほとんど失われることになります。

このように、世界的には識字率が低い時代に代わりとしてハンコが使われ、識字率の向上と共に文化が失われています。

これに対して日本は、識字率が上がった江戸時代にハンコの文化が広まり、署名のみにしようとした時には識字率が低いからという理由で捺印が義務付けられました。

この違いは興味深いところです。

 

3.意外過ぎる印鑑とハンコ、実印の関係

書類に捺印をする意味とは?意外と知らない捺印の種類と注意点5選ここまで、印鑑やハンコという言葉を用いてまいりましたが、この違いについて説明できるでしょうか?

実は、印鑑とハンコは明確にその言葉が指し示すものが違います。

まず、印鑑と聞くと印を押す自分の名前が彫られたものを想像する人も多いかと思いますが、実際は印鑑とは言いません。

それはハンコであり、また、印章と言います。

それでは印鑑と何のことを指すかというと、本来は実印で押された印影のことを指すのです。

つまり、名前などが彫られたハンコそのものは、役所に届け出ることで実印と名前を変え、そしてその実印によって押された印影を印鑑と呼ぶのです。

ですから、当然、認め印や銀行印で押された印影は印鑑とは言いません。

知らないで使うと、場合によっては恥をかくこともありますのでしっかりと覚えておきましょう。

 

4.意外と知らない捺印と押印の違い

書類に捺印をする意味とは?意外と知らない捺印の種類と注意点5選印鑑を押すという行為には、捺印という呼び方の他にも押印という呼び方があります。

これらはどう違うか、ご存知でしょうか?

実は、これらには全く違いがありません。

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どちらも同じ「印を押す(捺す)」という意味であり、敬語的な言い回しがある訳でもありません。

それではどのように使い分ければいいのでしょうか?

実は、公的な書類では「押印」を使うことが定められています。

これは日本政府が1946年に告示した、数多くある漢字の中でも日常的に使う漢字はこれであると定めた当用漢字の一覧に含まれているからなのです。

ですから捺印という漢字は、メールのやり取りなどの日常生活で使う分には問題が無いものの、契約書などの公式な書類には使えないと言うことを覚えておきましょう

 

まとめ

印を押すという行為は、どのようなハンコであれ自分が合意したものであるという意思表示になります。

また、役所に登録したハンコは、その時点で本人であると証明できるものになりますから、ハンコというのはそれだけ重要なものだという意志をもって、扱う必要があります。

さらに、同じ意味を持つ言葉でも漢字が違うだけで公式書類と認められない場合がありますし、印を押す場所や押すハンコ、そして押し方を間違えるだけでも正式な書類として認められないことがあります。

ですから、ハンコの扱いや印を押す契約書の取り扱いにはくれぐれも気を付けてくださいね。

そして、今回ご紹介した内容を少しでも役立てていただけたら幸いです。

引き続き、「一流ビジネスマンになれる方法」をご紹介していきます↓




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