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【国民年金基金と節税効果】社会人なら知っておくべき年金制度とは?

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【国民年金基金と節税効果】社会人なら知っておくべき年金制度とは?

個人事業主の人は、「国民年金基金に加入しておくと老後にもらえるお金が多くなる」という話を聞いたことがあるかもしれません。

国民年金基金とは、現役時代に国民年金の保険料を割り増しで支払っておくことで、老後にもらえる老齢基礎年金を少し多めに受け取れるようになる制度です。

国民年金基金には老後の資金を充実させるための制度ですが、それに加えて社会保険料控除という形で所得税や住民税の節税に使えるという側面もあります。

ここでは、国民年金基金に加入したことによる節税対策についてご紹介していきます。

 

1.そもそも『国民年金基金』ってどんなもの?節税との関係は?

【国民年金基金と節税効果】社会人なら知っておくべき年金制度とは?

国民年金基金は、毎月支払う国民年金保険料を割り増しで負担することにより、老後にもらえるお金が増えるという仕組みの制度です。

例えば、毎月1万円の国民年金基金を45歳の男性が加入し続けた場合、老後にもらえる老齢基礎年金は毎月1万2千円ほど多くなります。

現役時代に多く保険料を納めておくことで、老後にもらえるお金が少し増えるというわけですね。

国民年金基金には、国民年金基金のホームページから資料請求をして、加入申出書を提出することで加入することができます。

手続き完了後には加入員証が送られてくるとともに、加入から2ヶ月が経過した月から口座引き落としの形で保険料を納付していくことになります。

 

2.『節税』のための基礎知識!『国民年金基金』ってどんな人が利用できるの?

【国民年金基金と節税効果】社会人なら知っておくべき年金制度とは?

国民年金基金を利用できるのは、主に自営業者の方たちが該当する「第1号被保険者」の人です。

国民年金基金の制度は、個人事業主の人たちが勤め人の人たちが加入する厚生年金に比べて、老後にもらえるお金が少ないという格差を埋めるために作られたという経緯がある制度です。

また加入者は第1号被保険者に限定されています。

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ここで国民年金加入者の種類についても確認しておきましょう。

 

①『第1号被保険者』は個人事業主・フリーター・20以上の学生等が該当する

【国民年金基金と節税効果】社会人なら知っておくべき年金制度とは?

国民年金の加入者は第1号被保険者、第2号被保険者、第3号被保険者の3つに分けられます。

第1号被保険者とは個人事業主の方やフリーターの人、20歳以上の学生の人などが該当します。国民年金基金を利用できるのはこの第1号被保険者の人たちです。

第1号被保険者は国民年金保険料を負担しますが、その金額は第2号被保険者が払う厚生年金保険料よりも低く抑えられています。

ただ、現役時代に支払う保険料が安い分、老後にもらえる年金が少なくなるというデメリットがあるため、その差を埋める形で生まれたのが国民年金基金ということですね。

 

②『第2号被保険者』はサラリーマンの人が該当する

【国民年金基金と節税効果】社会人なら知っておくべき年金制度とは?

第2号被保険者は、いわゆるサラリーマンの人たちで、特定の企業に所属して従業員として働いている人が該当します。

第2号被保険者の人は、厚生年金と国民年金の両方に加入しているため、第1号被保険者の人たちよりも一般的に多くの老後年金を受け取れる形になっています。

国民年金基金は、この第1号被保険者と第2号被保険者の差を埋めるために生まれた制度ということができます。

つまり第1号被保険者の人の老後資金を、第2号被保険者の人と同じように充実させることを目的としているのが国民年金基金という制度が生まれた趣旨です。

 

③『第3号被保険者』はサラリーマンの人の家族が該当する

【国民年金基金と節税効果】社会人なら知っておくべき年金制度とは?

第3号被保険者は、第2号被保険者の人に扶養されている人のことを言います。

簡単に言うとサラリーマン家庭の奥さんや扶養されている子供が第3号被保険者に該当します。

第3号被保険者の人たちは自分自身の収入がないことが普通ですので、年金制度の保険料を支払う義務はありません。

第3号被保険者の人でも一定額以内であれば第2号被保険者の扶養に入りながら収入を得ることが可能です。

 

3.国民年金基金でできる具体的な『節税効果』とは?

【国民年金基金と節税効果】社会人なら知っておくべき年金制度とは?

国民年金基金の保険料として支払ったお金は、「社会保険料控除」として所得税や住民税を計算する際に所得から差し引きしてもらうことができます。

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所得の金額が小さくなるほど税金は安くなりますから、社会保険料を多く負担した人はその分税金を安くしてもらえる仕組みになっているというわけです。

社会保険料控除は難しい言葉で言うと「所得控除」という控除に該当し、「控除される金額×税率」の金額だけ節税効果があります。

例えば、社会保険料控除によって安くなる所得税は、

  • 所得税の税率20%
  • 年間で20万円の社会保険料を支払っている人
  • 20万円×20%=所得税4万円

毎月2万円の賭け金の国民年金基金に加入すると、上の場合であれば2万円×12ヶ月×20%=48000円だけ税金の負担が小さくなることになりますね。

このように、国民年金基金は老後にもらえるお金を増やすというだけではなく、現役時代に支払う税金の負担も小さくしてくれるという効果もあるのです。

国民年金基金の加入を検討するときには、老後にもらえるお金だけに着目するのではなく、節税の効果についても念頭に入れて判断すると良いでしょう(所得の多い人ほど税率が高いので、節税効果も高くなります)

 

まとめ

【国民年金基金と節税効果】社会人なら知っておくべき年金制度とは?

今回は、国民年金基金に加入することでどのようなメリットがあるのかについて解説させて頂きました。

国民年金基金は個人事業主の人が老後の資金を増やすために使える他、節税対策としても使うことのできる制度です。

個人事業主の方の場合、サラリーマンの人のように退職金を受け取ることができないため、老後の生活費を確保しておくことは切実な問題となります。

事業をやめなくてはならない時が来たときに備えて、使える対策は広く知識を持っておくことが望ましいでしょう。

そのための一つの選択肢として、国民年金基金を検討してみることをおすすめします。


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